子供の乳歯が抜けたときのおまじない
みなさんこんにちは。
みなさんは、自分の乳歯が抜けたとき、またはお子さんや親戚の子供の歯が抜けた場合など、どのようにしていますか?
子供の頃に歯が生え変わる時に抜けてしまう「乳歯」のおまじないとして
【上の歯なら床下に、下の歯なら屋根の上へ投げる】
という習慣があります。
「これから生えてくる新しい歯がその方向へちゃんと伸びてくれるように」という願いが込められているそうですが、この習慣は各都道府県によって少しずつ違いがあるそうです。
地域による習慣の違い
例えば、関東地方では「上の歯は屋根の上、下の歯は縁の下へ」が一般的だそうです。
そして、少し変わったものだと、新潟の【上歯は流し下,下歯は便所の屋根へ】、島根の【「下歯は屋根に投げ「雀の歯と換へませう」と念じ,上歯は床の下に投げ込んで,「鼠の歯と換へませう」と叫ぶ. 】など様々なやり方があるようです。
さらに、同じようなおまじないは、世界各地にあり、お願いする相手も、ネズミはもちろん、小鳥、カラス、すずめ、お月さま、聖ヨハネなど、多種多様です。
また、お日様に向かって投げたり、畑に埋めたり、ネズミの巣穴に入れたり、パンに埋め込み動物に食べさせたりと方法もいろいろあるんだそうです。
欧米では抜けた乳歯を枕下に置いて寝ると、歯の妖精「トゥース・フェアリー」が集めに来て、代わりにコインを置いていく、という言い伝えがあります。
歯の妖精は、きれいな乳歯しか持って行ってくれないと言われており、子供達へのむし歯予防のための戒めになっているそうです。
現代は、アパート・マンション等の集合住宅にお住まいの方が多いので、昔のように屋根の上や縁の下に歯を投げるということをするのは難しい場合もあるかもしれませんが、昔からある風習は大切に受け継いでいきたいものです。
ただし、風習を大事にしていても、虫歯になるときはなってしまうもの。
なので、もし自分の子供が虫歯かなと思ったら、まずはぜひ一度気軽に相談してみてくださいね。
エヌ・エイ歯科では、みなさまのご来院を心よりお待ちしております。
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