ホワイトニングを行う前にクリーニングをお勧めする理由
皆さまこんにちは院長増村です。
4月から新学期や新社会人、新しい職場など新しい環境になる方も多くいらっしゃると思いますが、3月中にクリーニングをされてみてはいかがでしょうか?
マスクを取る機会も増え、歯が綺麗な状態であれば笑顔も増える事と思います。
当院では、検診の中にクリーニングが組み込まれています。
- 歯ぐきの検査(歯肉炎、歯周病になっていないかの検査)
- 歯のクリーニング(歯石取り、着色取り)
- レーザーを使用しての虫歯チェックで1時間行っています。(汚れのつき具合によって回数が変わることがあります)
よく患者様からの質問で『ホワイトニンングしなきゃ歯は綺麗にならないですよね?』と聞かれる事が多いのですが、
歯石取り、着色取りをするだけでも(着色がついてる方)、とても歯の印象が変わります。
ホワイトニングは自費になりますが、クリーニングは保険で行うことができる事も知らない方が多いため、この事を多くの人にお知らせしたくこのブログを書いています。
もちろん見た目も大事ですが、歯のクリーニングをする事は歯にとってもとても良い事で、お口の中だけに留まらず、全身の健康にも繋がります。
歯磨きをしてて、出血する事はありませんか?これは、危険ポイントで何かしらの炎症が起きている可能性が高いです。
その原因を個人で調べる事はとても難しいのでぜひ歯医者を利用していただけたらと思います。
以前このブログでお話ししたように、磨き残しで歯のプラークが約2週間取りきれない日々が続くと、歯石に変化していきます。
その歯石を放置し続けると、いずれ歯石は歯ぐきの中に入っていき、歯ぐきの炎症が出てきます。
さらに歯石がどんどん溜まり続けるといずれ歯を支える骨付近にまで歯石が到達し、この歯石が原因で骨は少しづつ溶けていきます。
少しづつなので自覚症状はしばらくありません。ある程度進行し、悪くなってからでなければ症状が出ないサイレントキラーとも言われています。
状態が悪化すると、歯ぐきは腫れ、プクプクし、ちょっとの刺激で出血するようになります。プラークや歯石の歯周病菌がその出血部位に入り、血流に乗って全身をめぐると、動脈硬化を起こしやすくなると言われています。
動脈硬化が起こって血管が詰まれば、心筋梗塞などのリスクが高まるとされています。
脳の血管が詰まれば脳梗塞のリスクも高まります。また、歯周病は糖尿病の合併症の一つとも言われています。
毎日のブラッシングもとても大切ですが、歯医者さんでのクリーニングをする事でよりお口の中の細菌の数を減らすことが、インフルエンザや風邪に感染する予防にも繋がります。
歯のクリーニングは見た目だけでなく、全身健康にも繋がり、行うことでメリットしかないと言えますので、忙しくなる前のこの機会にぜひ受けにいらして下さい。