インプラント

インプラントとは

インプラントとは、なくなってしまった歯のあった部分に人工の根(ネジ)を埋め込み、その上に人工の歯をはめこむ治療法です。ブリッジや差し歯と違い、見た目が非常に美しく、あたかもご自身の歯であるかのように自然に使っていただけることが魅力。
また、残った歯が少なく、ブリッジなどの治療法が適応できない場合でもインプラントなら治療を行うことができます。
ただし、インプラントには手術が必要となりますので、メリット・デメリットをよくお考えいただき、検討するようにしましょう。

参考:公益社団法人口腔インプラント学会

インプラントのメリット

インプラントの最大のメリットは、他の歯に負担をかけないことです。虫歯や歯周病、事故などで歯が無くなってしまった際、そのままにしておくことは絶対NG。歯が1本ないだけでも、見た目はもちろん、他の歯とのかみ合わせがズレてきたり、虫歯の原因となるプラークが溜まりやすくなったりと良いことはつもありません。
その際の代表的な治療法としては、入れ歯、ブリッジ、インプラントが挙げられますが、インプラント以外は他の歯を使い失くなった部分を補う為、それらの歯に負担をかけてしまいます。
ですが、インプラントは独立しているので、残っている歯を削ったり、残っている歯に義歯を安定させるための装置を付けたりする必要がなく、他の歯に負担をかけません。

 

インプラントの治療方法

インプラント治療には、1回法と2回法があります。
1回法はインプラント体を埋める部位の粘膜を切り、ドリルで穴を開け、インプラントを埋め込みます。
2回法は、一度インプラントを埋め込んだ後、3~5カ月インプラント体と骨が結合するのをそのまま待ちます。2回目の手術は上の粘膜を切開して、カバーを除去し、ヒーリングアバットメントを連結します。
骨があり堅い場所では1回法でも問題はありませんが、骨が軟らかい場合には2回法で行うことが必要になります。いずれにしても手術を伴いますので、きちんと治療計画を立てながら進めることが重要です。
また、 高血圧症や心臓疾患等の循環器系疾患、喘息等の呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗鬆症等の疾患、腎臓や肝臓の機能障害がある場合には事前にご相談ください。