「歯に衣着せぬ」とは その2

みなさん、こんにちは。

前回の記事では「歯に衣着せぬ」という言葉の読み方・意味と、由来について紹介いたしました。

今回はその使い方と、例文をいくつかご紹介させていただきます。

「歯に衣着せぬ」の使い方


まず、「歯に衣着せぬ」とは 「遠慮なくハッキリ物を言うこと」という意味です。

日常会話の中でも「〇〇さんの歯に衣着せぬ発言は、聞いていて気持ちが良い」などのように使われることがあります。

遠慮なくハッキリ物を言うということは、相手の反感を買ってしまうなどのネガティブな印象を受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、「歯に衣着せぬ」は 褒め言葉として使う表現です。
「言いにくいことをよく言ってくれた!」というような気持ちを表現するために、相手の発言に対して称える意味合いがあります。

また、「私の長所は「歯に衣着せぬ」発言をすることです。」などのように、自分に対して使うのは、間違いなので注意が必要です。

「歯に衣着せぬ」をの逆で、「歯に衣着せる」という言い方は一般的ではなく、否定形で用いることが正しい使い方です。
また、「歯に衣着せず」「歯に衣着せない」という言い方もあります。

 

「歯に衣着せぬ」を使った例文


「歯に衣着せぬ」は後に「物言い」や「意見」などの名詞が続く場合に使われます。
「歯に衣着せぬ」のあとに動詞や形容詞が続くときには「歯に衣着せず批判した」というように「ぬ」ではなく「ず」を使います。
「歯に衣着せない」は「歯に衣着せぬ」を現代の言葉で言い換えたものです。

下記のような使い方が一般的です。

  • 例文①「彼女の歯に衣着せぬ物言いは、実に痛快だった」
  • 例文②「歯に衣着せず批判していたが、共感できる。」
  • 例文③「歯に衣着せぬ言い方で褒められると、自信につながる」
  • 例文④「彼の歯に衣着せない発言は、嫌な感じにはならない」

まとめ


いかがでしたでしょうか?

「歯に衣着せぬ」という言葉は、単なる毒舌ではありません。
社会人としての礼儀を保ちつつ、相手に対して正論を堂々と述べることをいう言葉です。
話の内容に嘘や偽りがある場合も「歯に衣着せぬ」発言とはいえません。

使い方に気をつけて是非このフレーズを使ってみてください。